2012年2月18日土曜日

フルカラー入試問題

今日の午前中は京都市内へ。チラシやテスト問題を刷る、昔風に言えば輪転機がそろそろ限界なので、セールスのお誘いに乗って展示会に行った。

フルカラーの高速インクジェット式印刷機をしきりと勧められるのだが、カラーコピーほどではないものの、当たり前の話白黒印刷よりはやはりコストが高い。今日び過当競争の印刷屋さんにデータだけ送って印刷してもらえば、結構安くつく。自前で印刷機を持つ必要があるのかどうか…?

迷っているとたまたま居合わせた友人の塾の先生が「西京附属中学のテスト問題って、資料がカラーでしょ。塾が出遅れてはダメじゃないの。塾でやるテストもカラーが必要かも。」

ここで印刷機購入の話は頭からすっ飛んでしまって、あらためて入試問題について振り返ってみた。考えれば理科や社会の入試問題、フルカラーであってもいいはずだ。たとえば理科のリトマス紙やBTB溶液、フェノールフタレイン溶液、文章で「この色になりましたが…」と書かずに、色の着いた「資料を見て答えなさい。」なんて尋ねた方が、知識、観察力の両方が問える。社会の資料にしても子ども達は学校の資料集でカラーで見ているのに、入試では白黒というのもおかしな話。

これすべて入試問題は白黒という問題意識のない過去からの踏襲と、単なるコスト削減かもしれない。

私立中学、私立高校の先生方、他校に先駆けて入試問題もカラーで出題したらどうですか。インパクトが違いますよ。受験料2万円もいただいているんですからそれぐらいはできるでしょう。なんなら私がコストパフォーマンスの高いフルカラーの印刷機を紹介します。

入試問題をカラーで印刷するかしないかで次年度の募集に「白黒」がつきますよ。え~、お後がよろしいようで…

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